ベストアーティスト2017.11.28 - ドッキリは良いのか悪いのか

一昨日のベストアーティスト2017、JUMPファンにとってはいろいろ思うところが多かったと思います。

 

私も、リアタイはできませんでしたが仕事から解放され次第観たんです。。。
とりあえず、言いたいことが多すぎるので、ちょっと3つの項目に分けて書きますね。

・ドッキリ
White Love
青春アミーゴ

 

まず、ドッキリについて。

あれは、いろいろと意見が別れたと思います。そして、良いと思う人も悪いと思う人も、どちらも正しいと思います。
人によって、捉え方が異なるなんてことは当たり前ですから。

 

でも、1つ言うならば、今回のドッキリが良かったと思う人の感想、それは結果ありきだと思うんです。

ああやって、山ちゃんが素晴らしい人間性を持っていて、
愛に溢れていて、
あんなに1週間も騙されて、
クソ忙しいスケジュールの中悩んでいたのに、
生放送でネタバラシされても声を荒げることなく、
とにかく純粋に

辞めない...?あーー、よっ…(かった)

って涙目で喜んだから、結果的に良かったと思えるわけです。
また、ファンや一般視聴者からすれば、

・やまゆとの絡みが見れたから良かった
・山田涼介の人の良さが全国区に伝わったからありがたい
・JUMPって仲良いね

という感想を抱くのはある意味普通です。

 

で、悪い・酷いと思う人は、そもそも見てるところが違います。

「中島裕翔がJUMPを辞めたいと言う」

このことが、JUMPにとってどういう意味を持つのか、
今までどんな歴史を歩んで来たのか、
山ちゃんと裕翔の関係がどのようなものなのか、
これらのことを考えて、酷いと思うわけです。
JUMP側の視点から見て、事情や歴史を考慮した上で抱く感想です。

 

つまり、前者は現在・視聴者の視点を、後者は過去・JUMPの視点を見て、今回のドッキリをジャッジしてるわけです。

 

意見は、いくつあってもいいです。
人それぞれ違っていいし、価値観を無理に変える必要は全くないし、他人と違うから人間なんです。

だから、これから私が意見を述べているのも、決して反対意見の人を非難したり、切り捨てているわけではないです。
 
 
ってことで、正直に私の感想を言います。
 
あれは、理解できません。
 
まず、あのドッキリの目的は
「山田涼介のJUMP愛を確かめる」
となっていましたが、そもそも脱退ドッキリで愛を測るってことが理解不能です。
もっと、違うものさしがあったはずでしょうに。
 
ジャニーズを応援していると、ファンたちも様々な理不尽ものさしで測られます。
 
・シングル・アルバムを買うかどうか
・グッズをどれくらい持っているか
・ファンクラブに入っているかどうか
・コンサートに行くかどうか
・何年ファンをやっているのか
 
これらのことで、ファンの自担グループ愛を測ろうとするわけです。
でも、これらの要素と愛に相関関係があるのかどうか、っていうと全くないです。
なぜって、この2つの間には違う要素も入ってきますから。
経済状態、親の理解、住んでいる場所、仕事や学校の都合、そもそもの年齢など。
 
で、今回のドッキリは上記のものさしのような、全くナンセンスなものさしで山ちゃんのグループ愛を測ろうとしたと言えます。
 
もともと、私はドッキリってものがものすんごく苦手です。
騙されている人を見ると、自分がドッキリを仕掛けている人でなくても、言いようのない罪悪感に襲われますし、ドッキリを仕掛けるのも多大な苦痛を感じます。
だから、結末が良かったからこのドッキリは良かった、という感想は抱けないわけです。
 
そして、
「メンバーの脱退」
これが、JUMPにとってどんな意味があるのか、ファンは誰よりも知ってます。
そもそも、JUMPが作られた時にはYa-Ya-YahJ.J.Expressが解体されてます。
これはJUMPに限らず、ほとんどのグループがデビューする時に起こってることです。グループのデビューは、多くのJr.グループ・ユニットの犠牲の上に成り立っているわけです。
最初10人で始まったJUMP、センターの交代、9人での再スタート、そして迎えた10周年。
 
そして、山田涼介と中島裕翔がどういう関係をどうやって築いて来たのか、ファンはみんな知ってます。
いろいろと確執があったなかで、だんだんと互いに良きライバルとなっていき、今の切磋琢磨できる関係ができあがったわけです。
 
あの時、山ちゃんは裕翔から
「JUMPを、辞めたい」
という言葉を聞いた時、今まで積み上げて来たものが崩れてしまったように感じたんじゃないかなと思います。
 
山ちゃん自身、自分にばかり演技の仕事が来て、
周りのメンバーに申し訳なく思い、
複雑な気持ちの中時にはプレッシャーに押しつぶされて「辞めたい」と思うことがあっても、
常に明るく支えてくれて、山ちゃんの祝福を自分のことのように喜んでくれるメンバーがいたから、ここまでやってこれたんです。
最近だと、ナミヤ雑貨店もハガレンも、メンバーが観てくれて、感想を言ってくれて、それを糧にさらに高みを目指す、という経験しています。
ハガレンに至っては、メンバーみんなで映画館で観るっていう、初めてのことをしたわけです。
 
つまり、山田涼介は誰よりも、メンバー全員でお互いを支えながら個人個人が夢を追って実現して行くことの良さ、そして大切さを実感しているわけです。
 
だからこそ、あの場であそこまでの言葉が出て来たんだと思います。
 
演技の仕事を追求したいからJUMPを辞めたい、だなんて山ちゃんからしたら考えもしない理由なんじゃないでしょうか。
そして、裕翔がそうやって言うのを聞いた時、
「まだ裕翔は、僕が感じているようなメンバーと一緒に努力する良さを感じられていないのかな」
って思ったかもしれません。(私の勝手な推測です)
 
 
今回のドッキリは、企画自体は良くないものだったと思います。
企画を考案・提案した人は、ちょっと考えが足りなかったですね。
あまりにも残酷でした。
 
でも、その提案した人にとって幸いなことに、
Hey! Say! JUMP、特に山田涼介、中島裕翔、そして八乙女光がああいう素晴らしい人間たちだったからこそ、酷い結果にならずにすんだわけです。
でも、山田涼介がもし違う反応をしていたら、全く違う結果になっていたかもしれないし、グループの絆を根幹から揺るがしていたかもしれません。
 
よって、
これらのリスクを考えずこの企画を実行に移した日テレが考えなしである、
というのが私の結論です。
 
でも、やまゆとの貴重な絡みが見られて嬉しかったのも確かだし、
光さんの自己犠牲心半端ないとも思いましたし、
ドッキリだとわかっていながら泣いてた大ちゃんと圭人も愛しかったし、
本当に仲が良いHey! Say! JUMPを見て、
私自身泣いたのも確かです。
 
 
 
 
ドッキリだけで長くなりすぎたので、White Love青春アミーゴは次の記事で書きます。。。